高圧ガスの貯蔵量制限

用途地域 のページで、準工業地域 と 工業地域 と 工業専用地域 について説明しました。そのうち、準工業地域 には 建築基準法高圧ガスの貯蔵量制限 を受けるため、 LNGサテライト の貯槽容量の選定時には注意が必要です。

建業法に規制より準工業地域には液化ガス(LNG)は35トンを超えて貯蔵できません。(工業地域と工業専用地域には制限はありません)

ではLNG貯蔵量が 35トン というと、貯槽容量はいかほどになるでしょうか。液密度を 0.46 kg/L、充填90%(過充填の禁止)で計算すると以下となります。
100 kL 貯槽 ・・・ LNG貯蔵量 41.4トン (100,000 L×0.46 kg/L×90%)
・ 80 kL貯槽 ・・・      33.12トン
・ 60 kL貯槽 ・・・       24.84トン

ということで、準工なら35トン制限があるので 80 kl 貯槽以下を選定しなくてはならない と覚えてください。

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この記事を書いた人

ガス業界に身を置きはや20年。
LNG燃料転換に必要な知識を体系的に勉強するための記事を書いています。

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