大手都市ガス会社を、都市ガスの販売量順に並べるとこうなります。
・東京ガス(関東)
・大阪ガス(関西)
・東邦ガス(中部)
・西部ガス(九州)
海外のガス田から調達したLNGは各社の受入一次基地に貯蔵されたのち、本業であるガス導管事業にLNGを割り当てます。道路に敷設したガス導管を通じ、大元のガス工場から工場や一般家庭へ供給するインフラ事業で、ガス事業法に則り事業を行います。
大手都市ガス会社は、導管を将来も敷設しないエリアの大口顧客に対してはLNGサテライト方式でLNG燃転を提案しています。導管商売はガスで売るのに対し、サテライト燃転は液体(LNG)での販売です。東京ガスと大阪ガスは自社の導管エリアから遠く離れた全国で営業展開を活発に行っています。