高圧ガス の 製造 行為を伴う製造施設のうち、 第一種製造者 には 保安係員 の選任が必要です。
保安係員の役割(責務)
・製造のための施設の維持
・製造の方法の監視
・高圧ガスの製造に関わる保安に関する技術的な事項の管理
日常点検
第一種製造者 は 高圧ガス設備 ( LNGサテライト ) の日常点検を行う必要があります。
日常点検の内容
LNGサテライト内の各設備の圧力や温度などを毎日記録し保存します。記録した値が正常値から外れている場合は、原因を調査・改善を行いトラブルの発生を未然に防ぐことができます。(予防保全)
日常点検簿のフォーマット
LNGサテライトのメーカーから書式が提供されますが、使い勝手が悪い場合があります。1日の点検をA4用紙1枚で記載するような書式だと1年で365頁となり、あまり具合が良くありません。
筆者の保安係員時代は、1週間分の点検内容がA4用紙1枚でおさまるようにフォーマットを作り替えていました。デメリットは文字が小さくなることですが、綴じる紙ファイルが冗長になるのを回避できて、数日前の記録値との比較が容易(視認性が上がる)のでお勧めです。
日常点検の記録の保存期間
高圧ガス設備の日常点検簿は5年間保管とかなり長めです。
保安検査 (後述)では、検査担当官から「日常点検簿を見せてください(ちゃんと自主保安でやってくれてますか~?どうなんですか~?)」と言われることがあります。点検簿には保安係員の捺印が必要ですが、捺印漏れが結構あるのでご注意ください。
点検の頻度
(一般則 6 条 2 項 4 号)
高圧ガスの製造は、製造設備の使用開始時及び使用終了時に当該製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検するほか、一日に一回以上製造をする高圧ガスの種類及び製造設備の態様に応じ頻繁に製造設備の作動状況について点検し、異常のあるときは、当該設備の補修その他の危険を防止する措置を講じてすること。
「製造設備(LNGサテライト)は使い始める時、使い終える時、そのほかに1日1回以上点検しましょう」という定めですが、LNGサテライトの稼働(製造行為)は設備撤去するまでは続きます。よって、直(班)ごとに1回の日常点検を実施 = 3交代制なら 1日3回の点検 を行いましょう。
何名必要なの?
交代制勤務の場合は、その班(直)ごとに1名の選任が必要です。3交代制の場合は各班で1名ずつの計3名+予備 1名 の4名が求められることが多いと思いますが、このあたりは LNGサテライト を設置する先の都道府県の所轄申請先(県や消防)へ都度 確認しましょう。
保安係員の要件
保安係員になるためには 免状 と 経験 の2つが必要です。
・免状とは、 高圧ガス製造保安責任者 試験の合格証
・経験とは、 高圧ガスの製造に関する 1年以上の経験
資格の維持
資格の取得後には高圧ガス保安協会が開催する講習を受講する必要があります。
保安係員(一般ガス)講習
・講習は年に3回開催
・オンライン受講が可能(計14時間)
・講習後の検定試験はありません
くわしくはコチラ 保安係員講習 :KHK
義務講習受講のスパン
<初回>
・製造保安責任者免状の交付を受けた日の属する年度の翌年度の開始日から3年以内
・ただし、選任された日にすでに製造保安責任者免状の交付を受けた日から3年が経過している場合、又は選任された日から3年が経過するまでの期間が6ヶ月未満の場合には、選任された日から6ヶ月以内
<2回目以降>
・前回受講した日の属する年度の翌年度の開始日から5年以内
くわしくはコチラ 義務講習 :KHK
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